症例

難治性三叉神経鞘腫治療例

ZAPX治療計画
治療後経過(左:1年後、右:治療時)

60代男性症例。外科手術後残存に対してガンマナイフを5年前に施行。しかし、経過中再発したが再手術を希望されなかった。典型的な三叉神経鞘腫でこの時期での再発は通常経験なく、難治性神経鞘腫(=非典型的神経鞘腫)と判断。その後に科内で検討し、ガンマナイフの約6倍の線量率を有するZAP-Xによる寡分割照射にて治療を行うこととにし、その後1年で著明縮小。しかも、新たな神経症状を何も伴わなかった。今後、十分に経過を見ていく必要はあるが、まずは再手術を免れ患者さんはホッとされている。このようにガンマナイフ不応症例に対して、ZAP-Xによる寡分割照射は有効と考えられる一例であった。

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